骨粗鬆症は、特に中年以降の女性にとって深刻な健康問題になってきます。 中年後期あたりから、エストロゲンなどの女性ホルモンの分泌
が急激に減ってしまうことが原因で、骨量が減り始め、骨がもろくなってしまうやっかいな病気です。
「それじゃあ、女性ホルモンを注射すればいいんじゃないの?」という人がいますが、エストロゲンの直接的な投与は、卵巣がんや乳がんの
発症リスクを高めるおそれがあるため、お勧めできません。 ではどうしたらよいのでしょうか。
そこで注目されているのが、自然界に存在する女性ホルモンに非常に作用のよく似た物質「イソフラボン」です。
イソフラボンは、大豆胚芽に多く含まれているフラボノイドの一種で、いまのところ、ゲニステインやダイゼインなど、15種類
の大豆イソフラボンが発見されています。
加齢が進み、更年期を迎えると、体内が女性ホルモン不足の状態になり、骨を壊す作用を持つ破骨細胞が暴走状態となって、必要以上に
骨を壊してしまいます。 閉経後の女性が悩まされる骨粗しょう症は、このために起こる疾患です。
これに対し、イソフラボン配糖体であるゲニステインは、いわゆる植物性エストロゲン、別名女性ホルモン様物質で、
女性ホルモンと同じような作用があり、破骨細胞の暴走を抑制し、骨粗しょう症を予防してくれます。
もちろん骨を強くするには、イソフラボンのほかにも、良質なカルシウムやマグネシウム、ビタミンDなどもバランスよく
とらなくてはいけません。

◆ゲニステインを含むイソフラボンを、1日250mg〜300mgとりましょう
◆上記の代わりにイソフラボン誘導体であるイプリフラボンをとる場合は、1日300mgとりましょう
◆カルシウムとマグネシウムは500mgずつとりましょう
◆ビタミンDは50IUとりましょう
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