ヒト成長ホルモンは脳の視床下部から分泌されるホルモンで、このホルモンは、細胞の分裂を促して新しい細胞を増やし、それを健全に保つ
作用があります。 このホルモンの特徴として、全身の臓器、組織に働いて広範囲に作用します。 不足したヒト成長ホルモンの補充効果として
衰弱した心臓や腎機能、肝機能の改善、肺機能改善、骨粗しょう症改善、また脳に作用して記憶力改善や精神的高揚感、あるいはリンパ球
を活性化して免疫系も活発になります。 また外見では顔の皮膚の張りやしわの改善があり、腹部脂肪の減少、筋肉増強などで、体型が若者型
に変化します。 名称の示すように成長に関係するホルモンなので、20才までは多量に分泌されますが、それ以降急激に減少し、60から70才
で分泌が0に近い人もいます。
そこで、ヒト成長ホルモンを35‐40才のレベルまでゆっくりと回復させることによって、健康と活力を復活(若返り)させることが可能なのです。
日本では、保険診療という制約があるので一般の医療機関で補充療法を行うのは困難な状況ですが、一部アンチエイジング専門の
クリニックなどでは行っているところもあるようです。
・体の筋肉量の増大
・体の脂肪分の減少
・皮膚の厚さの増大
・運動能力や肺機能の向上
・レム睡眠の増大
・エネルギーと耐久力の向上
・ボケ防止(特にアルツハイマー病患者など)
・知力や記憶力の向上
・胸腺の増大、体の免疫力の向上、ナチュラルキラー(NK)細胞の増加
・動物実験では寿命の増加
・やせた老人では体重増加
・年齢によって萎縮した肝臓、腎臓、脾臓の再生
・コレステロール値の正常化
・髪の毛やつめの若返り
・手術や事故後の治癒力の向上
まさに夢の治療法ですが、副作用はないのでしょうか?
・むくみ
・手根管症候群
・高血圧
・高血糖
このように、いくつかの副作用が明らかにされていますが、実は本当に問題とされるのは、こうした短期的な副作用ではなく、この補充
療法を何年も何十年も続けた時に、人間の体に何が起きるかということなのです。 もっとも危惧されることは、長期間投与により、がん
の発生頻度が高まらないか、がん患者に投与された時に、がんの発育スピードを高めることがないかということです。
これらの点については、アメリカで検討されており、この療法を1年間受けた1万6000名の分析では、発がん率の増加はみられません
でした。 また、成長ホルモンが不足する小人症の患者さんには、すでに20年にわたって成長ホルモンが投与されていますが、現在
のところ発がん率の増加はみられていません。
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